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住まいやライフスタイルなどについて発信しています。転勤、海外、引越、二拠点生活、セミリタイア、夫婦二人暮らし。

災害対策に!「小さな家具」で安全に暮らす

災害の多い日本。その対策として転倒防止などの防災グッズが数多く売られています。

たとえば、棚の上に取り付ける転倒防止の伸縮棒やつっぱり棒。ただ、それがあったとしても激しく揺れてしまえば、あっさりと外れてしまうことがあります。

我が家でも以前はつっぱり棒をつけていたのですが、すべて外して処分、ついでに家具も買取に出すなどして手放してしまいました。

それ以来、高さのある家具は置いていません。かわりに、高さが腰や胸以下の家具を選ぶようにしています。

すでにある家具に何かを足すのではなく、家具そのものを買い替える、または無くしてしまう。そのほうがより確実な災害対策になるのではないでしょうか。

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小さな家具で災害対策

小さな家具の最大のメリットは災害が起きた場合、衝撃を低く抑えられること。

大震災では、就寝中に大きなタンスが倒れ、被害が多く発生しました。なので寝室には大きな家具を置かず、せめて高さの低いものにしておけば少しは安心だと思います。

我が家の寝室にはベッドとナイトテーブル以外、何も置いていません。

高さ1m以下の家具に注目

私が注目しているのは、防災のための「高さ1m以下の家具」。

もちろん高さ1m以下でも横揺れで倒れたり飛んできたりするかもしれませんが、それでも高さのある家具よりは少しは安心です。

 ところで、阪神淡路大震災のときに実家でおきたことですが、収納棚に飾っていた「重たい水牛の置物」が吹っ飛んできて、父の頭のすぐそばにドーンと落ちてきたとか。まさに間一髪。

棚の上には重たいものや割れものは置かないほうが安心です。

高さのある食器棚って必要?

そもそもですが。毎日使う食器って「同じもの」だったりしませんか?私もいつも同じ食器ばかりです・・・

数少ないお気に入りの食器のみを使う。そうすれば収納スペースはほんの少しで十分。我が家ではキッチンカウンターの下の部分に食器をいれています。

→ 使っていない食器は処分する、メルカリなどで売る、買い取りに出す

粗大ゴミの処分もラクラク

小さな家具だと粗大ゴミの料金は安く済みますし、ゴミ置き場へもラクに持っていくことができます。

反対に、サイズが大きければ大きいほど料金が高くなってしまいます。しかもゴミ出しもひと苦労。

大人1〜2人で台車を使い運べるサイズならまだいいのですが、そうでない場合は、買取してもらうのが一番かんたんです。あとはフリマサイトで売るなど。

家具を買う場合は、「処分」するときの出口戦略も考えておきましょう。私の場合、いつもサイズを気にしながら買っています。

造り付け(ビルトイン)

災害の場合、家具が凶器に変わったりしますが、作り付けにしておくと倒れたり飛んできたりなどの心配がありません。

それに、作り付けだと部屋がすっきりと見え、外見も美しいし、使い勝手もいい。壁とのすき間がないので、家具そのものがズレたりすることがありません。また、壁との間に隙間がないので埃やゴミがはいりこまず衛生が保たれます。

新築でしたら、特にキッチンカウンターの場合、最初から取り付けてもらうことを強くおすすめします。あとでリノベ工事をするのは面倒なので、後悔のないように!

家具のレンタル

出口戦略を考えるのが面倒な人は、家具のレンタルがおすすめです。いつまでも同じ家具を使い続けるよりは、いろいろな家具のお試しも楽しいでしょう。

また、実際に使ってみると何か新しい気づきがあるかもしれません。家具を買うより割高になりますが、長い目でみるとこちらのほうが効率的。

わたし自身、黒革の大きなソファのレンタルをしたことがありますが、結局、引越し先の部屋に(サイズも雰囲気も)合わず、そのときはレンタルにしておいてよかったと思いました。

番外編:小さな家具が愛おしい!

小さな家具はあなたを災害の危険から守ってくれます。そして粗大ゴミになったときの料金もやさしいし、それに持ち運びもラクにできます。

圧迫感がないので、部屋がすっきりと見えるのもうれしい。

我が家にはネストテーブル(入れ子3つ)があるのですが、とっても便利です。小さくて軽いので、ひょいと持ち上げてあちこちに移動。ちなみに、ナイトテーブルとしてこのネストテーブルを使っています。

小さめの家具って愛おしいです。生涯、ずっとそばにいて欲しいって思ってます。

【震災・体験談】壁一面の本棚

家具の高さの大切さと実感したきっかけは2011年の東日本大震災

当時、東京の自宅には壁一面に(床から天井まで)本棚がありました。造り付けではなく通販で買ったものです。なので、壁にくっつけて置いているだけでした。

それがバターンと倒れ本がバタバタと降って落ちてくるのではという恐怖を感じて以来、高さのある家具はもうやめようと決心しました。

その後、本棚を粗大ゴミとして処分。そのときはじめて知ったことがあります。それは、高さのある大きな家具の処分がどんなに大変かということを・・

サイズが大きいので費用はかかるし、ゴミ出しで運ぶときはとても大変でした。この場合、一人住まいだと誰かに助けに来てもらわないととても無理。

本棚から取り出した本の行き先といえば、クローゼットや段ボール。捨てると決めた本は買取に出しました。おかげですっきり、あれだけたくさん本があってもただの「飾り」だったことに気づきました。

これだけは置いておきたい、という本は意外と少ないと思います。

まとめ

地震、災害の多い日本。それに合わせて転倒防止など防災グッズがたくさん。

ただ、そのほとんどがせっかく買った家具のデザインと合わなかったりします。食器棚の上に取り付ける「転倒防止用の棒(のようなもの)」などですね・・・残念なことに大揺れの地震ではそういったグッズ自体が、いとも簡単に外れてしまうこともあるんです。

結局、シンプルに家具を小さいものにすればいい、または、いっそのこと買わなくてもいい。

買ったモノになにかを「足していく方法」ではなく、「減らしていく方法」をとる。無駄を省く。これなら安全に暮らしていくことができます。

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