賃貸生活が20年以上たった頃、私たち夫婦は家を買うことにしました。
家を探し始めた当初は、中古物件のみを見て回っていたのですが、ある時、「あれ?中古と新築の価格の差がほとんどない」ということに気づきました。(そういう時期だった)
これだったら中古を買ってリノベーションをするよりも新築を買ったほうがいいということで新築マンション探しに切り替えました。
あともう一つの理由があって、当時住んでいた場所と、購入予定の場所がかなり離れていたので、現実的にはリノベーションそのものがむずかしかったのです。
結局、家探しを始めてから決めるまでに2年ほどかかりました。
今回は、新築マンションの購入に至る内容をこちらで公開しようと思います。といっても、当時の簡単なメモ書きですが・・お気軽にさらっと読んでもらえると幸いです。
新築マンション要望書を解約した理由

ある新築マンションに要望書を出していました。ただちょっと気になったのが以下の理由。
- 機械式駐車場
- エレベーターにいくまでちょっと距離がある
- マンションの裏には大型のマンションが建っている
駅から数分という素晴らしい立地。もうこの場所では出てこないのは明らか。
不動産会社に要望書は出したままで、1週間後に抽選会もせまってきた頃に急に不安になり、じっくり再検討した結果・・・
- 地権者が多い
- かなり割高であること
- 有名デベだけど企業体質があまりよくない
ということで結局この物件はキャンセルしました。
気になっていた物件〜MR(モデルルーム)予約と現地見学
某市の新築マンション。
Webサイトで見て「これはよさそう!」。そしてさっそくMR説明会の予約しました。
ところが、周辺の新築物件をチェックしてみたら、ちょっと高すぎるのではないかと疑問を持ちはじめたんです。(あとでわかったのですが、私の勝手な思い込みでした)
ということで、新幹線でわざわざMRにいっても無駄足になるかもしれないということで予約をキャンセルしてしまったんです。
そしてこのマンションのことはしばらく忘れていたのですが、数週間たってもこの物件のことが忘れられず。
Webサイトを見たらまだ残っている様子。しかも価格的には手が届くことがわかりました。
それですぐに連絡し、その週末にMR予約。2泊3日の予定で夫にも会社を休んでもらいました。
土曜日に**を出てその日は現地へ見学。快晴でスマホで写真パチパチ撮影。ゆったりとした街並みがとても素敵なところで、緑の匂いも空気も澄みきっています。
そしてもうひとつの物件のほうへも移動。
こちらの方はといいますと、実際見てみると全くピンときませんでした。土地的に「あ、ダメだ」。車の交通量がとにかく多い。空気がよどんでいます。
やっぱり現地に足を運ぶのってものすごく大切なんだと改めて感じました。
さていよいよ次回はモデルルーム(MR)のお話です。
モデルルーム(MR) 初日

午後にMRへ行きました。ちょっとこじんまりとした感じでいくつか接客中のテーブルが埋まっていました。
担当の人の愛想はまあまあ・・・笑
最初に電話で予約した時のあの「人」とは明らかに雰囲気が違うのでちょっとがっかり。
今回の予約のときに(ネット予約だった)担当者を指名しておけばよかったと後悔しましたね。
説明を受けて一応希望の部屋を伝えましたが、途中で他の部屋もよくなり、あれこれ相談しているうちにあっという間に2時間がたちました。
そしてモデルルームへ移動し、そこで1時間。
前もってチェックしておきたいところを間取り図に書き込んでいたので(いつものやり方です)MR入ってすぐにチェックスタートです。
担当者さんに構造など聞いたりしましたが、うーん。適当な答え。。ま、どこのMRでも似たようなのだけど。
スマホで写真を撮ってとりあえず終了です。
この日は契約せずに、希望の部屋だけ伝えておいて数日以内に返事をするということになり帰りました。申込金はありませんでした。
ただ、希望していた部屋ですが、方角が気になり(北西のみだった)、断りの電話をいれました。
間取り変更で再仮契約
仮予約していた部屋をキャンセルはしたけれど・・あの落ち着いた街並みの中にある好立地のマンション。
こういう感覚、不動産ではなかなか出会えない。駅から近いし、それに新築マンションすらほとんどでてこない場所。しかも地権者がいない。前面道路がとても広かった。
もう一度間取り図を引っ張り出してみて、最終期の部屋をもう一度じっくりチェックしてみる。
私の好みではない、間取りがパッとしない。ただ、生活するのに不便ではない。不満な要素はあるけれど夫婦で暮らすにはじゅうぶんに許容範囲です。
立地をとるか、間取りがイマイチだからやめるか。と考えるまでもなく「立地」が一番。なんてったって不動産は立地がすべて。出口戦略もしやすい。
次の日朝一番に電話して仮予約終了。その週にまたMRにいってついに「契約」をすることにしました。
私たちが避けた部屋とは?
・ゴミ置き場の上の部屋。夏場の臭いと虫が気になる。24時間ゴミ出しOKだったので、ドアの開閉の音が夜中にうるさい可能性大。
・キッチンカウンターのすぐそばに洗面&バスルームの出入口がある部屋。ドアをあけるたびに目の前にキッチンの中が丸見えって使いづらいはず。
・リビングルームの形が正方形をしている間取り。家具の配置がむずかしいのでNG。
現地での写真撮影は超がつくほど重要!
ところで、後で後悔したことは、マンション前の周辺も撮っておけばよかったということ。なぜならリビングから見える眺望も推測できるから。マンションの両隣は撮影したけれど、真向かいを撮るのを忘れていたのは盲点でした。
いよいよ契約

電話で仮契約をしたその週末にいよいよ「本契約」です。
最初は軽くMR担当だった人が説明してくれて、そのあとの契約に関することは宅建の資格保持者の担当にバトンタッチ。
(ここからが長かった)
そして印鑑を押す箇所もたくさん。名義は夫なので、夫のみ捺印です。
最後に分厚いファイルを渡されその日は終了。
次の日はオプション。部屋のドアタイプ、床のカラーセレクト、設備などを選択。
ダウンライトとコンセント増設の位置のみ、後日連絡ということになりました。
契約後、一ヶ月以内にオプションを決めなければいけません。
コンセントの増設
コンセントの数ですが、結果からいうと「あればあるほどいい」というのが正直な感想です。
家具の配置などもあれこれ考え図面に書き込んでいきました。1個あたり1万円。
後付になると工事が面倒なので、できるだけ多めに設置しておく。
結局10個増設となりました。
ダウンライトの位置ですが、私のほうで間取り図に取付場所を記入し、担当者に送信しておきました。
利用したオプション
- バスタブの種類(無料)
- フローリングの種類(無料)
- キッチンカウンターの選択(無料)
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- 洗面台の鏡下の壁タイル(有料)
- キッチンの収納棚(有料)
- 玄関の壁に全身鏡の設置(有料)
- 洋室2つのドアを引き戸に変更(有料)
さいごに
以上がメモ書きとなります。
新築マンション購入の流れがなんとなくおわかりになったでしょうか?
印象としては、不動産会社にすべて頼ってしまうと色々な面で後悔してしまうかもしれません。
自分たちで「こうしたい」という意思をはっきりさせておいたほうが、何事もスムーズに進みます。
特に、オプションには期限があり、契約して数ヶ月以内に決めなくてはいけません。なので、自分なりのスタイルをはっきりさせておくと決断が早いです。たとえば、フローリングの色、食器棚の色などは事前に決めておくといいですね。
私も場合は迷いなくすぐに決めることができました。自分たちの好みがはっきりしているので即決です。
ということで、オプション選びをするところまでご紹介しました。
「マンションは10年で買い替えなさい」
マンション購入前に読んでおきたい本。不動産について知っておきたいことが書かれています。
