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mari
住まいやライフスタイルなどについて発信しています。転勤、海外、引越、二拠点生活、セミリタイア、夫婦二人暮らし。

【終活体験談】自筆証書遺言書→法務局で保管してもらいました

相続を争族にしないために遺言書を作っておくこと

あなたは遺言書を作り終えていますか?

私は先日ようやく自筆証書遺言書を書き、遺言書を保管してくれる地元の法務局へ行ってきました。

今回は私自身が実際に「自筆証書遺言書」を作成、保管に行った体験についてお伝えしたいと思います。

Contents

令和2年7月に施行

民法改正により、新しくできた「自筆証書遺言」。法務局で保管する制度です。

令和2年7月10日に施行されました。 ちょうど感染症パンデミックが広がっていた時期です。

まだ申し込んでいない人、この制度を知らない人は多いのでは・・。とはいえ、おそらくこれからどんどん普及していくと思います。

独身、子なし夫婦は特にきちんとしておかないと大変。トラブルにならないように遺言は絶対必要です。

mari

みんながトラブルに巻き込まれないように!

夫は公正証書、私は自筆証書遺言書

夫のほうはすでに公正証書を作り終えました。私も公正証書をと考えていたのですが、私の遺言内容は夫の内容とほぼ同じ。

それなら夫の公正証書を見本として書けるのでは?と思い、自筆で書いて法務局で保管してもらうことにしました。そう、今回の新しい制度を利用することにしたのです。

自筆証書遺言書のメリット

自筆証書遺言書のメリットは以下のとおりです。

メリット
  • 保管料3,900円なので格安
  • 自宅保管と比べ、紛失や捏造がない
  • 死後、指定相続人に遺言書があることを知らせてくれる
  • 相続が始まる際に家庭裁判所における検認が不要となる

前回の「小さなお葬式」の記事と同じになりますが、葬式や相続となるとなにかと慌ただしくなります。

前もって用意しておくとこちらも気持ちが楽になるし、それに関係する人たちも助かります。

そういった配慮をしておくと日々穏やかに暮らせるような気がするのです。

自筆証書遺言書のデメリット

もちろんデメリットもあります。こちらもしっかりチェック!

デメリット
  • 保管局ではあくまでも受け取りのみで相談はできない
  • なにか書き間違いがあったら無効となってしまうリスク

こういったリスク回避のために、前もって専門家の人に最終チェックしてもらうのもいいかもしれません。

ただ、その相談料が公正証書の料金を上回るのであれば、そのまま公正証書を作ってしまったほうが賢明です。公正証書を作成する過程で相談しながら作ってもらえるわけですから。わざわざ遠回りする必要はないと思います。

実は私自身も100%完璧だったのかというと、正直自信はないんですよね・・。もう一度検証し、のちに公正証書を作る予定です。

作成後、地元の法務局に予約をする

自筆証書遺言書を作成したら、地元の法務局に予約を入れます。

私の場合、3日後くらいから予約が可能となっていました。地域によって予約状況が違うと思います。ぜひチェックだけでもしておいてください。

ちなみに法務局での保管手続きにかかった時間は1時間40分ほどでした。

淡々と進められるのであっという間です。こんなに簡単に終わるのならもっと早くしておけばよかったと思いました。

終わってみればなんでも早いものですね

若いときから遺言書を作り慣れておく

今回、自分で遺言を書いていて「作り慣れておく」というのは大切だということがわかりました。

当然ですが、法務省と法務局のサイトにいって念入りに自分で調べるので「現在の遺言」について知ることができます。公正証書に行く前に自分である程度知っておくと、相談も自分の提案もスムーズにすすむでしょう。

また、資産の有無にかかわらず、何か大切なものがあれば受け取ってもらえる人を指定することができます。たとえば宝石、フィギュアなど自分だけの宝物。

年齢にかかわらず、遺言を作っておくことで少しは安心できます。そして、「残りの人生をどうして生きていったらいいのか」自問自答。「好きなことをして生きよう」という気にもなります。

自筆証書遺言書で不満に思ったこと

それはなんといっても、手書きで書くということです。普段、文字を書くという機会がめっきり減ったためにものすごく時間がかかりました。

ちょっとした誤字脱字があるだけでやり直しです。訂正と印鑑でもOKらしいのですが、それでも見栄えはよくないので、結局は4回書き直しました。

mari

書き直しでクタクタ

高齢だとかなりしんどいでしょう・・。なので若いときから書き慣れていたほうがおすすめです。

ただ、60歳以上だと「公正証書」で作ったほうが何かと安心だと感じました。

最終的には公正証書?

私自身、今回は急いでいたので自筆証書遺言を作りましたが、いつかは公正証書のほうに変えるかもしれません。

自筆で書く必要がない「公正証書」はやっぱり安心。

私の希望としては、現在の自筆証書遺言書と公正証書の間くらいのサービスがあれば助かりますね。

自筆でない。内容をチェックしてもらえる。せめてこの二つのオプションがつくと一気に普及していくのではないでしょうか。

さいごに

ウェブサイトはとても見やすく、字も大きいです。説明もわかりやすいです!

法務省、法務局というとむずかしそうに感じますが、全然そんなことなくてとてもフレンドリー。動画サイトもあるのでぜひチェックしてみてください。

3,900円で作れる遺言書。行動して安心を早く手に入れておきましょう。

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