パワースポットとして有名な高野山。
ここにくるとなんとなく気持ちがおだやかになります。
個人的な感覚なのですが「山」にいると落ち着くからだと思います。
森林、樹木など自然の精霊たち。
また、奥の院にいくと多くの歴史の人物たちが眠っています。
空気自体が違うというか思わず背筋がぴーんとなるようなそんな緊張感が漂っています。
さて高野山にいくと必ず宿泊するのが「宿坊」。
せっかくなので夜も早朝も体験したい、ということで宿泊しています。
今回は「一乗院」についてご紹介したいと思います。

一乗院
金剛峯寺のすぐ近くにある「一乗院」。バス停を降りると道路をはさんで目の前に厳かに建っています。


宿泊したのは、いちばん広い部屋の「貴賓室 奥書院」。
伝統的な書院造りで、二間続きなのでとても広いです。
広縁から見える庭がすばらしく、池には鯉もいました。
部屋の半分を囲む長い廊下、そのいちばん奥にトイレ、洗面、バスルームがあります。
とにかく広いので、ひとり、ふたりの人数だとかえって広すぎるかもしれません。
ただ、ホテルのスイートや別荘という気分で泊まってみるのもいいですね。
宿坊でもこれだけの広さでバストイレ付きはなかなかないので、貴重な宿泊体験ができると思います。
あと、部屋に飾っている書や掛け軸なども素晴らしいです。
広縁もとても広いので、庭を眺めながらのんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。
書院造り、部屋の調度品なども楽しむことができます。

文章を書いたり読書をするのもおすすめです!

観光アクセスがいい
一乗院のすぐ近くには金剛峯寺があり歩いて5分くらい、また、壇上伽藍や霊宝館は歩いて10分ほどなので、散歩がてら主な場所を一度に訪れることができます。
ただ、一乗院から離れている奥の院のほうはバスを利用しましょう。徒歩だとけっこうな距離を歩くことになります。
【おすすめの高野山・一乗院 一泊二日の観光プラン】
◎旅に便利な小さな肩掛けバッグ
*私も愛用しています!*
[レスポートサック] ショルダーバッグ 2434 ベーシック
写経
宿坊にくると必ずするのが「写経」。
チェックインのときに申し込みを済ませておくと後で部屋に写経セットを持ってきてくれます。
いつものように1時間ほどかけてゆっくり写経をします。パワスポの旅には欠かせない習慣となっています。

食事
夕食、朝食ともに部屋まで持ってきてくれます。
伝統的な味付けの野菜を中心としたボリュームたっぷりの精進料理でした。
けっこうお腹いっぱいになったのでご飯のほうは少なめにしておくといいかもしれません。




朝のお勤め
朝のお勤めですが、思っていた以上に広い場所で、しかも五十人ほどの人が参加していました。
またうれしいことに、お勤めの前には持ち運びのできる小さなサイズの般若心経をお土産としていただきました。
「この般若心経はわたしがおばあちゃんになってもずっと持っていたい」と思えるような貴重なもの。
一乗院でいただいた、というのが最高にうれしいですね。
高野山は特別な場所
わたしは特定の宗教を信じていないし、団体にも属していません。
まさにフリーな?無神論者です。
ただ、高野山という場所が個人的に落ち着くということもありたびたび訪れています。
わたしにとっては特別な場所なのです。
あなたもそういった「自分だけの場所」ってありませんか?
心身ともに弱っているときには・・
2020年から突然はじまったパンデミック。世の中にはよくわからない現象や出来事がよくあります。
心身ともに弱くなりがちなときには、独自に何かをするという習慣をもっておくとだいぶ心の落ち着きが違います。
わたしの場合、高野山に今はなかなか行けないので自宅で写経をする、またはご先祖さまに手を合わせながら般若心経を唱えたり。そうするとなぜか心がほっとするのです。
高野山につながることを何かしたい。といった感じです。
さて、次はいつになったら行けるのかわかりませんが、それまでにできることをしておこうと思います。

