ご縁があれば、いつかまた海外に住んでもいいかなって思っていた時期がありました。
ところが年齢を重ねてくるとその思いに変化が・・・。
短期ならまだしも、長期でしかも移住という形では「とても海外に住めないなぁ」と感じるようになったのです。
さてさてなぜ?!と理由を書き出してみました。
日本語で生活できるありがたさ
母国語で生活できるのってやっぱり楽ちんなので暮らしやすいです。
20代ならハングリー精神でなんとかやっていけそうですが、投資や税金などのお金、病気やパンデミックなどの医療関連などすべて現地の言葉となるとなにかと大変そうです。
そういった専門用語って日本語でもむずかしかったりしませんか?
ましてやそれが全て外国語となると超めんどくさい。(本音です)
あと、高齢で認知症になると習得したはずの外国語というのは忘れやすいらしく、結局は母国語しか出てこないということも・・
そういったことを考えると、老後はやはり母国にいたほうが何かと心配しなくてもいいように思うのです。
40歳を超えてからは体力的にきつい
元気いっぱいの20代と違い、40歳を超えたあたりからはどことなく弱ってくる・・。
ほとんどの方がそういった経験があるのではないでしょうか?
年齢を重ねるにつれ、病気などがちらほらと出てきたり、「日本の温泉にいきたい」とか。
あと、医療費がとても高いので簡単に病院に行けなかったり。
私の場合、米国に滞在していたのが20代だったので病気とは無縁で。たまに健康診断をする程度。
ただ、30代以降になると病院に行く回数がグッと増えましたね。
その際に「言葉が通じる」、そして「健康保険が使える」というのは日本にいる大きなメリット。
経済の長期停滞、税の負担などあれこれ言われていますが、病気になったときには「安心して病院に行ける」というのは本当に助かります。
お金のことを考えつつ「治療をやめようかどうか」なんて考えたくない。
少なくともそういった心配がないだけでも、ものすごくありがたいことだと思います。
和食が自分の体質に合っている
30歳からずっと片頭痛持ちの私。35歳の頃、頭痛専門のお医者さんに言われたことがあります。
それは「食事をすべて和食にすること」。しかも化学調味料なしの無添加をすすめられました。
以来、昆布、カツオ節、あご、乾燥椎茸など・・と、すっかり乾物フリークに。笑
海外でも日本食を手に入れることはもちろんできますが、それでも値段や新鮮さが違うんですよね。
それに種類も少なく選択肢がないのが残念。
和食生活をしようとするとお金がかかるし、なんといっても手に入れにくいという問題があります。
日本の四季に心から癒される
シンガポールに住んでいたときは、日本の秋がとてもなつかしかったですね・・。10月になっても暑いままなのが、どうも受け付けられませんでした。
一年中ずっと夏という気候が私の体質には合いませんでした。住む前に旅行したことがあったので、どんな国かはわかっていましたが、やはり旅と住むのとでは全然違う。
私にとって「四季」というのはとても大切なんだということがはっきりとしたんです。もちろん外国にも四季はあります。ただ、どこか趣が違うんです。微妙に。なので外国人の母国に四季があるなら日本の四季はどこか違う、ということになります。結局はどこで生まれ育ったのかということ。
ちょっと脱線しましたが・・そういったことを認識させられたという意味でもシンガポールに住んでよかったと思います。
短期滞在ならいいけれど、長期滞在はかなりむずかしいということはっきりしました。
家族や友人といつでも会えるという安心感
長年、親やきょうだいと離れて暮らしていたのですが、現在は日帰りですぐに会えるという距離に住んでいます。
近くにいる安心感。
これまでどこか落ち着かない日々を過ごしていたのですが(今だからそう言える)、ようやく平穏な時間を取り戻したような気がします。
まとめ
この時期を書いている時期がまさに「秋」。
極早生みかん、シナノスイートりんご、吉野柿、庄内柿・・・
毎日、秋の果物を堪能していて、なんていうのかなぁ、すごく贅沢な気持ちになります。
おかげさまで?お菓子を買わなくてもいいくらい「秋の果物づくし」な日々。
近くの神社仏閣にお参りにいこうかな、とか。
なんてことないありきたりな日々だけど、なんだか穏やかになれる。と感じる今日この頃です。