畳の「い草」にはリラックス効果があるということがわかっています。それも「フィトンチッド」という森林の香り成分のおかげ。
自然の匂いのおかげで、リラックスできるなんて本当にありがたいですよね。ということで、今回は「畳の魅力」について書いてみようと思います。
い草の力を借りる
以下のような状況ではストレスがたまっていきます。
- 病気で外出できない
- 気分的に外に出る気がしない
- 仕事、育児、介護などで時間がとれない
- パンデミックで外になかなか出られない
そんなときに自宅で手軽にリラックスできるのが「畳」。
観葉植物と同じような感覚です。ただ、観葉植物だと水やりなどお手入れが必要。だけど、畳の場合だと置いておくだけ。しかも、座ったり、寝っ転がることもできます。
自宅に和室がない場合でも問題はありません。ラグになっているのでフローリングに敷くだけです。
い草で「森林浴」
【疲れているとき、リラックスしたいとき】
・畳の上に寝っ転がって目をつぶり「大の字」になる。
・い草の香りに包まれながら、思いっきり深呼吸をする。
・しばらくすると、気持ちよくなってきて居眠りをする。
寝っ転がると、顔とい草の距離が近くなり香りも増してきます。
まるで森の中にいるような錯覚。エッセンシャルオイルのような存在ですね。
ものすごーく気持ちいいんです。寝っ転がると。笑
和室も畳もない場合は「い草ラグ」
最近の住宅(特にマンション)では和室がめっきり少なくなってきました。
私自身、転勤や引越しのため、和室のない間取りの家に何度か住んだことがあります。
ところがある時、畳がどうしても欲しくなったので「い草ラグ」というのを買ってみました。そうすると、フローリングに敷くだけで、がらりとかっこいい和風モダンに変身!!!
ちなみに以下のラグを購入。国産のい草を使ってていねいに作られています。適度な厚みもあって安っぽさなんて全くありません。しかもとてもデザイン性があっておしゃれなんです。(実際に見て欲しい!)
賃貸住まい、またはフローリングのみの家でも、畳ラグだと手軽に取り入れることができます。また、引越しをする場合は折りたたんで小さくできるので楽々、とっても便利です。
い草ラグのデメリット
いいことづくしの「い草ラグ」ですが、デメリットもあります。
- 濃い柄物の場合、退色が早いこと
- 歩いているときにずれたりする
我が家の場合、黒と茶色の柄の入ったものだったのですが、6、7年目あたりになると色が薄くなってきました。と同時にい草もくたびれてきたので処分。
とはいっても、自然の素材なので経年変化は当たり前で、7年もよくもったほうだと思います。また、敷いている場所が太陽がまぶしい西側のリビング。北側だったらもう少し長持ちしていたでしょう。なので、それぞれの環境によります。
また、厚みのある畳と違い、一枚ものなのでどうしても歩いているときに、たまにですが、少しフローリングの上でずれてしまうことがあります。
私が購入した「い草ラグ」の場合、裏貼り加工がされて比較的厚みがありましたが、それでも多少のズレや滑りは避けられませんでした。
退色についてですが、黒や濃紺の濃い色ではなく、ベージュなどの薄い色を選ぶと目立たないかもしれません。
まとめ
「い草」には、空気の浄化や殺菌作用もあります。
空気清浄器や自然素材の壁紙など、いろいろと商品がありますね。それと同様、い草を利用した「畳」をもっと家のなかで気軽に使ってみるのも賢い方法。
最近、和室の数が減ってきています。畳にはさまざまな効果がこれだけわかっているだけにもったいないとつくづく思います。
もともと日本の風土にあった和室。自分で自由に間取りをきめてデザインする、なんておもしろそうですね。
まだまだ奥深い「和室」。これからどんな風に進化していくのか楽しみです。

