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mari
家や住まい、ライフスタイルなどについて楽しく書いています。夫婦セミリタイア+副業。50代女性、転勤&引越し多数。

東京タワーマンションの地震体験・東日本大震災(3.11)

Photo by Josephine Baran on Unsplash

2011年3月11日、東日本大震災。

当時、私たち夫婦は東京都中央区のタワーマンションに住んでいました。

今回はタワーマンションでの地震体験についてお伝えしようと思います。

また、以下の記事にも災害について書いていますのでぜひご参考ください。

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震度2でも体感的には震度3以上はする

タワマンの場合、震度2や3でも体感的にはかなり揺れているように感じます。

震度3以上になると壁がミシミシと鳴り出し、まるで船に乗っているかのような長い横揺れ

3.11以降は余震がしょっちゅうあり、そのたびに建物全体が「ギーギー」という不気味な音

どこかの柱が折れて、そのまま建物ごとガラガラと崩れてしまうんじゃないかと思ったほどです。

夜に余震があったりすると、その深い音がしばらく部屋に響き渡るという状態が続きました。

エレベーターが使えない

3.11当日、エレベーターが止められ住民全員が「非常階段」を使うことになりました。

10階あたりになると歩き疲れてへたれこんでいる高齢者の人も・・

私自身も部屋に入った途端、足が震えて止まらなかった。

翌日からエレベーターが再開しましたが、もしエレベーターに乗っている時に止まってしまったら、と思うと恐ろしくなりました。

あの狭い空間で体調が悪くなったり、トイレがしたくなったらどうなっていたのか。

とはいっても、エレベーターのないタワマン生活なんて無理。こればっかりはもう運に任せるしかないです。

玄関の上がり框にすき間

玄関の上がり框(あがりかまち:段差の部分)に5ミリほどのすき間ができていました。

材質は大理石とフローリング。その接合部分が分離。

なので埃やゴミが入りやすい状態になってしまい・・・

見た目にもよくないので、とりあえず玄関マットを敷いてなんとか対処。

床や壁に亀裂 

洋室の床、壁紙、バスルームの壁に亀裂。

見た目がよくないので、じぶんの持家だったらリノベするしかありません。

ただ私の場合は賃貸だったので、そのままの状態で使い続けることになりました。

このときに「賃貸でよかった」ってつくづく思いましたね。

地下駐車場に浸水の可能性

3.11地震直後に、マンションのほうから地下の駐車場に浸水があるかもしれないというお知らせがありました。

結局、大丈夫だったのですが、そんなこともあるんだと初めて知りました。

でもいうまでもなく、近くに海も川もあるので当たり前といったら当たり前ですよね。

日常生活で「水害」にあったことがないのってやはり危機感がありません。

ということで、やはり海や川の近くに住むのはNGです。

千葉のコンビナート火災

3.11、夕方暗くなる前にようやく自宅に到着。

窓から千葉方面をみると、なんとコンビナートの製油タンクの火災がおきていて、爆発のような炎が舞い上がっていました。

こんな遠い距離からでもあんなにはっきりと見えるなんて。ただただ呆然とみているだけだった・・

巨大地震をリアルに想像してみること

電気系統が全て止まると、もうなすすべがないでしょう。

まず、エレベーターの停止で動きがほとんど止められてしまいます。

トイレ、風呂、水が供給されず生活そのものがなりたちません。

たとえ、災害用トイレ、水を常備していても限界があります。

自宅にこもっていたとしても、どこまで耐えることができるでしょう?

交通機関が全てストップ、どこにも逃げることができません。

避難所にいくとしても、大勢の人たちであふれ、しかも感染症リスクもあります。

自分でできることといえば、防災グッズ簡易トイレなど余裕を持って揃えておくことくらいだと思います。

あと、ふだんから・・・

・ミニマリストに徹すること
・家具も高さのないものを選ぶこと

とにかく家の中のモノさえ減らしておけば、被害が少なくて済みます。

ちなみに、我が家の場合は家具をすべて低い家具にしています。

こちらにも詳しく解説しています。

さいごに

私たち夫婦は、この体験直後に決めたことがありました。

それは、都会の沿岸部を離れること。

地震だけではなく、水害の可能性もあるなんて。しかも大都会で・・・

ということで現在は、地方都市の低層マンションに住んでいます。

とりあえず、こういった経験を経て、私たちはこのような結果にいたりました。

やはり災害リスクを考えると、すぐに動ける「賃貸」がおすすめです。

私たちも都会にいる間はずっと賃貸にしておいて本当によかったと思っています。

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