- 二拠点生活に興味がある人
- 二拠点生活をこれから始める人
以前、およそ六年間にわたり二拠点生活をしていたことがあります。
その間、良いことばかりではなく、困ったことや大変だったことも多くありました。
今回は、そのときの経験で得たリアルなデメリットについてお伝えしていきます。
どの靴を持っていく?
両方の家を行ったり来たりで、一番大変だったのが「靴」でした。
靴ってお気に入りのものばかり履いていることが多いため、結局「いつもの靴」を持っていくことになります。
また、ほかにどの靴を持っていこうかな・・と悩むことが多かったですね。特にしばらく戻らないとき。考えるのが面倒になってたくさん持っていくのですが、結局は使わずじまいということが多かったです。
小さなキャリーケースを利用していたのですが、中身は靴ばかりなんてことも。笑
お気に入りの靴といっても微妙にサイズ感が違ってくるので、双方の家に同じものを置いておくというわけにもいかないんです。
また、夏の場合は軽い靴が多いのですが、冬となると重くなってしまうのがネック。
服よりも靴のほうが大変でした。こればっかりは体験してみないとわかりませんでした。
ふるさと納税の返礼品、時期と送り先は?
ふるさと納税の返礼品。これも選ぶのに時間がかかりました。
- 送り先をどちらにするか
- いつ送ってもらえるのか
- 送付してもらえる期間のリクエスト
この三つを考慮した上で申し込んでいました。なので、いつ届くかわからない返礼品はすべて除外です。
いいなーと思っても申し込みできないというジレンマ。あきらめた返礼品がたくさんありました。
なので、なるべく長期保存ができるもの、たとえば乾物、お茶、蕎麦などの乾麺、日本酒などを選ぶことが多かったです。
そしてセミリタイアの現在。手取りが激減したため、選べる返礼品といえばわずかになってしまいました!

今ならいつでも受け取り可能なのになぁ・・
キッチンや生活用品
東京のほうは賃貸1LDKで小さめの部屋。とはいえ、生活するには家電やキッチンに関係するものは最低限必要です。
やはり少しとはいえ用意しておく必要があります。
ドライヤー、ヘアケア、スキンケア、歯のお手入れ、洗濯、掃除に関するすべてのもの
電気ポット、鍋、フライパン、キッチン(まな板、包丁、ピーラー)、お椀、皿、コップ、箸、カトラリー
など他にも諸々とあります。(書ききれない)
ただ、近い将来はこの場所を離れる予定だったので、数は少なめにしておきました。家電や家具のグレードも低めに。最後は中古として売ったり、粗大ゴミに出したり。
とにかくモノは少なめに。クオリティにはこだわらない。そのようにして正解でした。
繁忙期の予約のむずかしさ
年末年始の帰省で、新幹線の予約にはけっこう神経を使いました。
あっという間に席がなくなることが多いので、スケジュールにしっかり「予約を必ずしておく」というチェック!
ちなみにパートナーの分も私が予約。
ただ、一度ショックなことがありました。なんと予約をキャンセルをし忘れたことがあったんです。
当然、その運賃は支払ったまま。でも肝心の本人は乗っていないという最悪の結果になってしまいました。

片道切符の運賃がムダになってしまった・・
新幹線代が生活費の一部になる
新幹線代がやはり一番の悩みどころでした。
事業主で経費にできればよいのですが・・私たちは会社員家庭。
もちろん家計に響きます。そして二拠点生活をしている間、一度も海外旅行に行くことはありませんでした。
行ったり来たりそのものが「旅」みたいなものだったから。時間もお金もかかるんですよね。
なので、旅といえば近くの神社仏閣、宿坊やホテルに宿泊が多かったです。

新幹線代はやっぱりきつかった・・
さいごに
行ったり来たりの生活がおよそ6年間続きました。さすがにもうそれが限界でしたね。
パートナーの夫のほうも最後の2年くらいは疲れ気味になっていたようです。
「もうこのあたりで、仕事やめようかな」の一言ですぐに決定。そこで私たちの十数年にわたる東京生活が終わりました。
すぐに会社も東京も去ることができたのは、やはり二拠点生活のおかげ。もうひとつのメインの家があったからこそです。
二拠点生活のデメリットといえば、やはり靴や服などの「持ち物の移動」ですね。どれを持っていこうか、置いていこうか。これは本当に面倒でした。
すっきり住む、フットワーク軽く移動するためには、とにかくモノを少なくしてしておくのがベスト。
ミニマリストだったら、二拠点生活も楽ちんですよ。